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発声練習

発声・滑舌練習用のテキストです。

50音滑舌表

1行あたり5秒くらいで、2回ずつ繰り返します。
あいうえお いうえおあ うえおあい えおあいう おあいうえ あえいうえおあお
かきくけこ きくけこか くけこかき けこかきく こかきくけ かけきくけこかこ

さしすせそ しすせそさ すせそさし せそさしす そさしすせ させしすせそさそ
たちつてと ちつてとた つてとたち てとたちつ とたちつて たてちつてとたと

なにぬねの にぬねのな ぬねのなに ねのなにぬ のなにぬね なねにぬねのなの
はひふへほ ひふへほは ふへほはひ へほはひふ ほはひふへ はへひふへほはほ

まみむめも みむめもま むめもまみ めもまみむ もまみむめ まめみむめもまも
やいゆえよ いゆえよや ゆえよやい えよやいゆ よやいゆえ やえいゆえよやよ

らりるれろ りるれろら るれろらり れろらりる ろらりるれ られりるれろらろ
わいうえを いうえおわ うえをわい えをわいう をわいうえ わえいうえおあお

舌の筋肉を鍛える

それぞれ15秒連続で発音します。早口ではなく舌を正確に動かします。

れろれろれろれろれろ…
あえあえあえあえあえ…
らならならならならな…
りにりにりにりにりに…
れねれねれねれねれね…
ろのろのろのろのろの…
るりるりるりるりるり…
るろるろるろるろるろ…

外郎売の口上

拙者(せっしゃ)親方と申すは、お立合いの中(うち)にご存知のお方もござりましょうが、お江戸を発(た)ってニ十里上方(にじゅうりかみがた)、相州小田原一色町(そうしゅうおだわらいっしきまち)をお過ぎなされて青物町を登りへおいでなさるれば,欄干橋虎屋藤右衛門(らんかんばし とらや とうえもん)、只今は剃髪(ていはつ)致して円斎(えんさい)と名乗りまする。

 元朝(がんちょう)より大晦日(おおつごもり)まで、お手に入れまするこの薬は、昔、珍(ちん)の国の唐人(とうじん) 外郎(ういろう)という人、わが朝(ちょう)へ来たり、帝(みかど)へ参内(さんだい)の折からこの薬を深く籠(こ)め置き、用ゆる時は一粒(いちりゅう)ずつ、冠(かんむり)の隙間より取り出(いだ)す。依(よ)ってその名を帝(みかど)より、透頂香(とうちんこう)と賜る(たまわる)。即ち文字(もんじ)には「頂(いただ)き・透(す)く・香(にお)い」と書いて、とうちんこうと申す。

 只今はこの薬、殊の外(ことのほか)世上(せじょう)に弘(ひろ)まり、方々(ほうぼう)に似看板(にせかんばん)を出(いだ)し、イヤ小田原の、灰俵の、さん俵の、炭俵のといろいろに申せども、平仮名をもって「ういろう」と記(しる)せしは親方円斎ばかり。もしやお立合いの中に熱海か搭(とう)の沢へ湯冶(とうじ)にお出(おいで)なさるるか、又は伊勢(いせ)御参宮(ごさんぐう)の折りからは、必ず門違い(かどちがい)なされまするな。お登りならば右の方(かた)、お下りなれば左側,八方が八つ棟(やつむね)、表が三つ棟、玉堂造り(ぎょくどうづくり)、破風(はふ)には、菊に桐の薹(とう)の御紋を御赦免(ごしゃめん)あって系図正しき薬でござる。

 いや最前(さいぜん)より 家名の自慢ばかり申しても、ご存知ない方には、正身(しょうしん)の胡椒(こしょう)の丸呑み、白河夜船(しらかわよふね)。さらば一粒(いちりゅう)食べかけて、その気味合いをお目にかけましょう。先ずこの薬をかように一粒(ひとつぶ)舌の上にのせまして腹内(ふくない)へ納めますると、イヤどうも言えぬは、胃・心・肺・肝(い・しん・はい・かん)がすこやかになりて薫風(くんぷう)喉(のんど)より来たり。口中(こうちゅう)微涼(びりょう)を生ずるが如し(ごとし)。魚鳥(ぎょちょう)・茸(きのこ)・麺類の食い合わせ、その外(ほか)万病(まんびょう)速効ある事、神(かみ)の如(ごと)し。さてこの薬、第一の奇妙には、舌のまわることが、銭独楽(ぜにごま)がはだしで逃げる。ひょっと舌がまわり出すと、矢も盾もたまらぬじゃ。

 そりゃそりゃそらそりゃ、まわってきたわ、まわってくるわ。アワヤ候(のんど)サタラナ舌(ぜつ)に、か牙(げ)サ歯音(しおん)、ハマの二つは唇(しん)の軽重(けいちょう)、開合(かいごう)さわやかに、あかさたなはまやらわ、おこそとのほもよおろ。一つへぎへぎに、へぎほしはじかみ、盆豆盆米盆牛蒡、摘み蓼(たで)つみ豆つみ山椒(ざんしょう)。書写山(しょしゃざん)の社僧正(しゃそうじょう)。粉米(こごめ)のなまがみ粉米のなまがみこん粉米の小生(こなま)がみ、繻子(しゅす)・緋繻子(ひじゅす)、繻子・繻珍(しゅちん)。親も嘉兵衛(かへい)子も嘉兵衛、親かへい子かへい子かへい親かへい。古栗の木の古切口、雨合羽(あまがっぱ)か番合羽(ばんがっぱ)か、貴様のきゃはんも皮脚絆(かわぎゃはん)、我等がきゃはんも皮脚絆。しっ皮袴(かわばかま)のしっぽころびを、三針はり長にちょと縫うて、縫うてちょとぶんだせ。河原撫子(かわらなでしこ)・野石竹(のぜきちく)、のら如来、のら如来、三のら如来に、六(む)のら如来。一寸(ちょっと)先のお小仏(こぼとけ)に、おけつまずきゃるな。細溝(ほそどぶ)にどじょにょろり。京の生鱈(なまだら)奈良生学鰹(なら なま まながつお)、ちょと四五貫目(しごかんめ)、お茶立(だ)ちょ茶立ちょ、ちゃっと立ちょ茶立ちょ、青竹(あおだけ)茶せんでお茶ちゃっと立ちゃ。

 来るは来るは何が来る、高野の山のお杮(こけら)小僧、狸百匹・箸百膳・天目百杯・棒八百本。武具馬具ぶぐばぐ、三(み)ぶぐばぐ、合わせて武具馬具、六(む)武具馬具。菊栗きくくり、三菊栗、合わせて菊栗、六菊栗。麦、塵(むぎ、ごみ)、むぎごみ、三(み)むぎごみ、合わせてむぎごみ、六(む)むぎごみ。あの長押(なげし)の長薙刀(ながなぎなた)は誰(た)が長薙刀ぞ。向こうの胡麻(ごま)がらは荏(え)のごまがらか真(ま)ごまがらか、あれこそほんの真胡麻殻(まごまがら)。がらぴいがらぴい風車(かざぐるま)。おきゃがれこぼし、おきゃがれ小法師(こぼうし)、ゆんべもこぼして又こぼした。たあぷぽぽ、たあぷぽぽ、ちりからちりからつったっぽ。たっぽたっぽ一丁だこ、落ちたら煮て食お、煮ても焼いても食われぬ物は、五徳・鉄灸(ごとく・てっきゅう)金熊童子(かなぐまどうじ)に、石熊・石持ち・虎熊・虎きす。中にも東寺(とうじ)の羅生門には、茨木童子(いばらぎどうじ)がうで栗五合(ぐりごんごう)、つかんでお蒸(む)しゃる、彼(か)の頼光(らいこう)の膝元去らず。

 鮒(ふな)・金柑(きんかん)・椎茸(しいたけ)・さだめて後段(ごだん)な、そば切り、そうめん、うどんか愚鈍(ぐどん)な、小新発知(こしんぼち)。小棚(こだな)の 小下(こした)の小桶(こおけ)にこ味噌が、こ有るぞ、小杓子(こしゃくし)こ持ってこ掬(すく)ってこ寄こせ、おっと合点(がってん)だ、心得たんぼの川崎・神奈川・程が谷・戸塚は走って行けば灸(やいと)を摺(す)りむく三里ばかりか、藤沢、平塚、大磯がしや、小磯の宿を七つ起きして早天早々(そうてんそうそう)相州小田原とうちん香。隠れござらぬ貴賎群衆(きせん ぐんじゅ)の花のお江戸の花ういろう、あれあの花を見てお心を御和らぎや(おやわらぎゃ)という、産子(うぶこ)、這(は)う子に至るまで、此の外郎(ういろう)の御評判、御存知ないとは申されまいまいつぶり、角(つの)出せ棒出せ、ぼうぼうまゆに、臼(うす)・杵(きね)・すりばち・ばちばちぐわらぐわらぐわらと羽目を弛(はず)して今日(こんにち)お出(いで)の何茂様(いずれもさま)に、上げねばならぬ、売らねばならぬと、息勢(いきせい)引っぱり 東方(とうほう)世界の薬の元締め、薬師如来(やくしにょらい)も照覧(しょうらん)あれと ホホ敬ってういろうはいらっしゃりませぬか。

早口言葉